HM Racers
広島マツダHM Racers（HMR）テクニカルパートナー契約締結
株式会社モルテンは、現在ピレリ・スーパー耐久シリーズ2019に参戦中の広島マツダ HM Racers 様とテクニカルパートナー契約を締結しました。
今回の契約で部品供給することが決まったのは、コーナリング性能を高める足回り部品のロアアームブッシュのフロントとリア、スタビライザーブッシュ、トーションビームアームブッシュの4種類で、2019年5月に静岡県の富士スピードウェイで行われたシリーズ第3戦「SUPER TEC 24時間レース」より、HM Racers が新たに投入するニューマシンの新型デミオに搭載されています。今後も様々な機能部品の供給を行ってまいります。
株式会社広島マツダ 代表取締役会長兼CEO 松田哲也様と民秋（右）
■ 広島マツダ HM Racers
2017年に結成され初年度「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」3位の成績を収めました。2年目の昨年は、佐々木孝太選手、吉田綜一郎選手を迎え２台体制で同レースに挑み、第4戦で佐々木孝太選手が優勝、第5戦で吉田綜一郎選手が優勝、シリーズ総合成績2位に輝き、アメリカのセブリング・インターナショナル・レースウェイにて開催された最終決戦「Global Mazda MX-5 Cup Challenge」への出場を果たしました。3年目の今年は新たなステージへのチャレンジ「ピレリ・スーパー耐久シリーズ」にデミオで初参戦しています。
（公式サイト http://www.hiromaz.co.jp/hmracers/）
■「ピレリ・スーパー耐久シリーズ」
スーパー耐久シリーズ（S耐）は、1991年より市販量販車をベースとした日本発祥、日本最大級の歴史ある参加型ツーリングカーレースです。排気量や駆動方式により複数のクラスに分けて毎年シリーズが展開されます。2018年からタイヤ供給元がピレリに変更され、シリーズ名も「ピレリ・スーパー耐久シリーズ」となりました。
（公式サイト https://supertaikyu.com/）
株式会社広島マツダ 代表取締役会長兼CEO
松田哲也（まつだ てつや）様のコメント
広島マツダ・レーシングチーム、HM Racersは2016年にその産声を上げました。翌2017年から始まったGLOBAL MX-5 CUP JAPANに参戦し、チームとしてキャリアを積みながら着実に成長を遂げ、2018年には全5戦中2戦（第4戦岡山・第5戦富士）で優勝を手にしました。
本年度は新たな進化を求め、その舞台をピレリスーパー耐久シリーズ2019へ移し、更なるステップアップを目指します。
決して簡単ではない勝利のため車両開発を進めねばならない中、このたびモルテン様より部品供給を受けレースに臨めることはこの上ない喜びです。今後は頼もしいパートナーと共に歩み、栄冠を分かち合いたいと思います。
株式会社モルテン 代表取締役社長 最高経営責任者
民秋清史（たみあき きよふみ）のコメント
このたび、広島マツダ様に、ピレリスーパー耐久レース2019の車両へのパーツ開発をやらないかと声をかけて頂きました。モルテンは1958年より、自動車部品の開発と製造を手掛けており、近年ではSound（音）、Vibration（振動）、Flow（流れ）のSVFを制御する技術に注力し、投資もしてまいりました。テクニカルパートナーとして、耐久レースに参戦することで、極限状態での部品の状態や、より厳しいドライバーの方から要望などの知見を得ることができ、自動車部品メーカーとしての開発強化の絶好の機会ととらえ、即断でお受けしました。初めての試みですが、モルテンの力を結集し、広島マツダ様と共に優勝という栄冠へ挑戦します。
”Fun and Functional” をブランドステートメントに掲げるモルテンは、60年にわたり自動車部品を作り続けてきました。今後も走る歓びを体感できる機能部品の開発を進めていきます。