設計

CADルーム

CADソフトを使用して、客先要求部品の形状データを作成します。NX、CATIA-V5、SOLIDーWORKSを使用しています。CADにて作成した形状の妥当性をCAEソフトで解析し、事前検証を行います。MARC/ABAQUASによる非線形構造解析、ACTRANによる音響解析、STAR-CCMによる流体解析などを実施します。

材料

材料試験室

ゴムや樹脂のすべての製品を対象とし、基本的な試験のほとんどを実施することができます。ゴムの混練検討用の試験ニーダーやロール機を利用して、ゴム配合を検討します。ムーニーやキュラストメーターを利用してゴムの加硫特性試験を行います。樹脂配合の検討には樹脂2軸押出機を利用します。MFRを測定する流動性試験機も活用します。このほか環境試験機としてサンシャインウエザー、キセノン、オゾン、恒温恒湿槽などを保有しています。

製品

複合環境振動試験機

フレッシュエアダクトやレゾナンスチャンバーを対象とし、振動によって部品強度の信頼性を評価します。環境条件として温度、湿度を設定して振動を与え、複合条件の環境評価試験を行うことができます。

多軸耐久試験機

サスペンションブッシュ、スタビライザーブッシュ、ストラットマウントなどを対象とし、静/動バネ特性、信頼性試験、異音試験などを単軸、多軸で実施します。実車を想定した複合入力による性能、信頼性試験を行うことができます。低温~高温雰囲気下での試験を行うことも可能です。

検査・測定

走査電子顕微鏡 SEM

試料表面から発生する二次電子や反射電子を検出して顕微鏡像を得る装置です。ストラットマウントやトレーリングブッシュといった金具付きの接着防振ブッシュが対象です。加硫接着の信頼性や耐久性を向上させるために、金具にリン酸亜鉛皮膜処理を施します。そのリン酸亜鉛皮膜が綺麗に形成されたかどうか確認する評価に利用しています。

半無響室

室外からの騒音の侵入を遮断し、音の反射や干渉などを抑えた室内を有する施設です。アンダーカバーやダッシュグロメットなどを対象とします。室内に実車を入れ、車外からノイズを発生させた状態で室内外の音を測定することにより、騒音侵入量から遮音性能を評価することができます。製品単品、車輌部位での遮音性能も測定可能です。

三次元測定機

ゴムや樹脂のすべての製品を対象とし、立体的な測定、座標測定を行うことができます。プログラムを組めば自動測定も可能で、同じ物を何個も測定する際に非常に精密かつ効率的に実施することができます。

サーキット走行会

いろんな車に乗り、いろんな人と語り合い、ただの移動手段としての車ではなく本来の車の楽しさを体で感じ、その車の楽しさを造り出す自動車部品の重要性を知る活動です。自社の開発品を取り付けてその効果を定量的、定性的に評価することもあります。