さまざまな身体状況の利用者様へのケアに最適な特性で対応する、人の手で行うような優しい自動体位変換機能を備えた高機能エアマットレス
介護保険・福祉用具貸与品/床ずれ防止用具
”突っ張り力”を減少させた独自のエアセル構造によって、『ハンモック現象』(マットレスのカバーがピンと張ってしまい、骨の突出部に圧が集中する現象)を大幅に減少し、背部や殿部にかかる圧を劇的に低下させることに成功しました。(ハイブリッドタイプのみ)
独自構造のエアセルは、従来のたて方向だけの除圧と異なり、たて~よこ~傾きの3方向からの除圧を行います。(ハイブリッドタイプのみ)
下部にはそれぞれのマイクロエアセルに連動する
フィッティング層を配置しています
頭側から足元側を交互に支える「たて方向」の除圧(従来の除圧)
右側、左側を交互に支える「よこ方向」の除圧
左右交互に支える「傾き方向」の除圧
この苦しさを少しでも解消するために、「背上げモード」「リハビリモード」にすると背抜き・圧抜き動作を行い、
背中にかかる苦しさを緩和します。
マイクロエアセルと連動するフィッティング層が寝返りなどの動きやすさを向上しています。
エアマットレスは、マットレスのやわらかさを変えることで体圧分散性能を向上させているため、
特有のふわふわ感があり、ケア時にも不安定になります。
マットレスの下部および両サイドに高密度・高反発系の安定支持フォームを配置することで、
安定性と安全性を高めています。
停電時などにエアマットレスの空気が抜けてしまうと、
ベッドの床板部分に身体が接触し床ずれや重大事故の発生の危険性があります。
フィッティング層+底着き防止層が標準マットレスと同程度の体圧分散機能を維持するので、利用者様に別の寝具へ移動していただく必要がありません。 また、停電復旧後には停電前に設定していた条件に戻るので、再設定の必要がありません。
エアマットレスは体圧分散性能が良く、身体への密着度が高いため、
汗などにより湿った空気が寝床内に溜まることで「むれ」た状態となります。
室温と同じ乾いた空気を足元側から送って寝床内の湿った空気を換気することで寝床内の『むれ』を対策します。
※身体を冷やすための冷房機能や温度調整機能ではありません。
マットレスの足元2ヶ所にあるフレッシュエアダクトから、シーツを通し拡散された微弱な空気が寝床内に送り込まれ、寝床内の湿った空気と入れ替わることで、『むれ』を対策します。
エアマットレスは外気を吸い込み排出する構造であるため、
室温が低い場合はマットレス内部のエアセルに冷たい空気が循環し、寝ている間ずっと「ひえ」を感じます。
エアセルが冷たい外気で冷やされないように、常温(32℃程度)に維持することで、寝床内の『ひえ』を対策します。
※温熱療法(患部を温めることでの各種治療)や電気毛布など身体を直接温めるための暖房機能や温度調整機能ではありません。
4つのポジショニングセルで人の手に近い優しい体位変換を行います。
下肢用ポジショニングセルがひざを曲げながらひざ部~大腿部を優しく傾け、上体用ポジショニングセルが腰部~肩部を優しく傾けます。
自動体位変換は“仰臥位→側臥位→仰臥位”を一連の動きで行います。体位変換時には、下肢用ポジショニングセルが膨らむことで体位を安定させるため、最適な体位変換を行うことができます。
身体状況に合わせて体位変換の「所要時間」と「角度」を設定できます。
仰臥位や左右の側臥位だけではなく、「セミファウラー位」「ひざ上げ」に対応し、おむつ交換や口腔ケア、安楽姿勢など、目的に合わせて指定の体位に変換することができます。
※ベッドの背上げをした状態で、体位変換動作を行わないでください。サイドレールを乗り越えて転落する恐れがあります。
利用者様の身体状況から「標準」「船酔い対策」「ひざ下げ固定」の3つの条件から選択すると、
機械(エアマットレス)が自動で利用者様に合ったマットレスの設定になります。
体位変換中はマットレス足元側のポジショニングセル用CPRユニットを解除することで、急速にエアーが排出され約20秒でフラットにすることができます。
簡単な定期点検として、リモコンの所定ボタンを押すと、各部(エアもれ、ヒーター、各種センサーなど)の点検を自動で行います。
長時間の停電によりマイクロエアセルの空気が抜けてしまっても、フィッティング層+底着き防止層が底着きを防止するため、利用者様に別の寝具へ移動していただく必要がありません。
また停電復旧後には停電前に設定していた条件に戻るので、再設定の必要がありません。
ポンプはマットレス内蔵式のため、ポンプの設置スペースが不要です。
そのため、ベッド周辺での作業をスムーズに行うことができます。
マットとポンプの異常をランプの点滅と警告音でお知らせします。
認知症の人などによる誤操作を防止するために、
リモコンのボタン操作ができないようにロックすることができます。
マットレスの動作をお好みに合わせて設定することができます。
ポジショニングセルを1個ずつ動作させて小枕法の動きを再現し、小さく体位変換を行います。
マットレス全体(マイクロエアセル、フィッティング層)がエアーのタイプもあります。
オスカーは利用者様の身体状況と自動体位変換の動きに合わせて、①圧切替<安定重視> ②圧切替<除圧重視> の2種類の圧切替の動き(凹凸、除圧)を行います。
※詳細は②優れた除圧性能(2種類の圧切替モード)をご参照ください。
4つのマイクロエアセルの圧切替を5分毎に行います。
1サイクルは約20分です。
2つのマイクロエアセルの圧切替を、しぼむ時間:5分・膨らむ時間:1分で行います。
1サイクルは約12分です。
基本的に圧切替の動きは、「アセスメント&フィッティングモード」で入力していただく利用者様の身体状況により決定します。
オスカーの標準的な(おすすめの)圧切替の動きは<安定重視>ですが、マニュアルモード設定時には下記をご参照の上、利用者様の状態に合わせて設定してください。
オスカーの背抜き動作・圧抜き動作は、背抜きができない場合や背抜きをし忘れた場合に、背中にかかる苦しさを「緩和」するもので、完全に取り除くものではありません。
ベッド背上げや体位変換を行った後は、背抜きもしくはポジショニンググローブによる圧抜きを必ず行ってください。
「標準設定」ボタンを押すと、①体型 ②ひざの曲がり ③発汗 ④ひえ ⑤体位変換程度 の5つの項目が標準的な利用者様の設定になり、機械(エアマットレス)が自動で標準的な条件に設定し、選択されている項目のランプが点灯してお知らせします。
※アシストモードはすべて【切】となります。
オスカーの「むれ対策」は、設定後すぐに送風が始まります。
室温や使用される方の感じ方にもよりますが、効果が感じられない場合には、必要に応じて室温や布団・衣服などの寝具環境を調整してください。
オスカーは、利用者様の①体型 ②ひざの曲がり ③発汗 ④ひえ ⑤体位変換程度 の5つの項目を入力すると、機械(エアマットレス)が自動で利用者様の身体状況にあった条件を判定し、「むれ対策」のレベルも自動的に設定されるため、手動での設定はできないようになっています。
むれ対策のレベルは風量ではなく、送風時間で調整し、アセスメント&フィッティングモードの「発汗」項目の選択で送風時間が変わります。
なお、入浴や清拭などで寝床内が通常よりも高い湿潤状態になる場合には、「強力除湿」ボタンを押すとより強力なむれ対策を行うことができます。
(60分間の連続運転で送風を行います。)
オスカーの「ひえ対策」は、室温や使用される方の感じ方にもよりますが、約30分かけてゆっくりとあたたかくなります。
熱源が直接体に触れていないため、電気毛布や電気あんかのような即効性はありませんが、電気毛布などは低温やけどや脱水症状の危険性があります。
オスカーの「ひえ対策」は過度な暖房機能ではなく、快適で安全な温度である32℃前後を維持するため、低温やけどや脱水症状の心配がなく、安心してご使用いただけます。
また、ウレタンフォームには保温性がありますので、「ひえ対策」機能のスイッチを切ってもしばらくはあたたかさが持続します。
オスカーは、利用者様の ①体型 ②ひざの曲がり ③発汗 ④ひえ ⑤体位変換程度 の5つの項目を入力すると、機械(エアマットレス)が自動で利用者様の身体状況にあった条件を判定し、「ひえ対策」の入・切が自動的に設定されます。また、安全対策のため、手動では設定ができないようになっています。
ひえ対策の入・切は、アセスメント&フィッティングモードの「ひえ」項目で設定します。
(オスカーのリモコンには室温センサーが内蔵されており、寝床内が最適な温度になるよう、室温によってヒーターの温度を自動で調整する仕組みになっています。)
過度にあたためすぎると低温やけどなどの心配があることから、オスカーは快適で安全な温度である32℃前後を維持しています。
さらにあたたかさが必要な場合は、他の暖房手段をとってください。
オスカーの自動体位変換角度はマットレスに寝られる利用者様の体重・体型により異なりますが、<ふつう>で約16度、<低い>で約8度傾きます。
ベッドを背上げした状態で自動体位変換機能を使用されると、ベッドから転落する危険がありますので絶対におやめください。
オスカーは4つのポジショニングセルで体位変換を行います。
身体を傾ける時は、下肢用ポジショニングセルが膨らみひざ部~大腿部までを優しく傾けた後、上体用ポジショニングセルが腰部~肩部を優しく傾けます。
仰臥位に戻る時は、上体用ポジショニングセルがしぼんだ後、下肢用ポジショニングセルがしぼみます。
下肢用ポジショニングセルの動作は各設定共通で約5分で、上体用ポジショニングセルの動作時間は各設定により異なります。
※利用者様の体重や体型などにより多少時間が異なります。
※詳しい動作については【動画で見る】 自動体位変換の設定方法と動きをご参照ください。
オスカーの体位指定の角度は常に一定で調整はできません。
マットレスに寝られる利用者様の体重・体型により多少異なりますが、各体位での角度の目安は下記をご参照ください。
人工呼吸器や経管栄養、点滴などのラインがある場合は、必ず一連の体位変換動作を行い、安全を十分確認した上でご使用ください。
ラインが引っ張られないか、折れ曲がっていないかなど、安全なラインの位置や長さを調整してください。
モルテンのエアマットレスは、電気用品安全法に準拠しておりペースメーカー等に影響を与える電磁波等は発生していませんので、安心してご使用ください。
オスカーの体重制限は150kgです。これはモルテンのエアマットレス全てに該当します。
また、モルテンのエアマットレスは、人が乗ったり体重が多くかかった時には、エアマットレスの空気を自動で調整する仕組みになっていますので、介護やリハビリをされる際にマットレスの上に乗っていただいても問題ありません。
さらに、オスカーはマットレス下部および両サイドに高密度・高反発性の安定支持フォームを配置することで、生活動作のための安定性と安全性を高めています。
(端座位の安定感、底着きの防止、ケア時の安定性、体位変換時の安全性)
介護やリハビリをされる時には、<リハビリ/CPR>ボタンを押していただくと、マットレスが安定し介護やリハビリをサポートします。
消毒薬やアルコールを噴霧または布に染み込ませて行ってください。
※お手入れに関する詳しい方法は取扱説明書をご参照いただくか、株式会社モルテン 健康用品事業本部 お客様窓口までお問い合わせください。
オスカーの1日の電気代はマットレスの設定条件によって異なりますが、下記を目安にしてください。
※表は左右にスクロールできます。
品番 | サイズ | 重量 | 価格 |
---|---|---|---|
MOSC83 | 幅83×長さ193×厚さ17cm | 12kg | 213,400円 (税抜価格194,000円) |
MOSC91 | 幅91×長さ193×厚さ17cm | 13.5kg | 213,400円 (税抜価格194,000円) |
MOSC83S | 幅83×長さ182×厚さ17cm | 11.5kg | 213,400円 (税抜価格194,000円) |
MOSC91S | 幅91×長さ182×厚さ17cm | 13kg | 213,400円 (税抜価格194,000円) |
※表は左右にスクロールできます。
品番 | サイズ | 重量 | 価格 |
---|---|---|---|
MOSC83A | 幅83×長さ193×厚さ17cm | 10kg | 213,400円 (税抜価格194,000円) |
MOSC91A | 幅91×長さ193×厚さ17cm | 11.5kg | 213,400円 (税抜価格194,000円) |
MOSC83SA | 幅83×長さ182×厚さ17cm | 9.5kg | 213,400円 (税抜価格194,000円) |
MOSC91SA | 幅91×長さ182×厚さ17cm | 11kg | 213,400円 (税抜価格194,000円) |