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考えを言葉にすることで、誰かと想いを共有することで共通感覚が生まれる。そんなことを考えていたのか、そんな発想があったのか。[the Box]には、互いの会話を自然と引き出すコミュニティの場がある。人と違うことをするなら、日常から違うことを。コミュニティごとに求められる機能を最大限に引き出した創造性を刺激する環境で、まだ見たことのないモノをつくっていく。

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外壁

クリエイティブやイノベーションが活発に行われ、変化し続ける働く環境であることを、建物のファサードで表現。鏡面的な素材を検討する中で、機能性、耐久性さらにコストを鑑みてアルミ複合板にした。外壁色や艶はモルテンのイメージに合わせた特注色を使い、パネル1枚1枚のジョイント部は隙間を狭くし、一面の鏡のように見せている。各フロア間で仕切っているフィンとスリットルーバーはアクセントに。デザインと機能をマッチさせた外観は、時間や天候によって表情が変わっていく。

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焚火

moltenの「o」の文字の中には炎がデザインされている。社名の象徴ともいわれている[炎]を囲めるオフィスであるように、リアルに表現した焚火エリアを設けた。火を囲んで話し合ったり、周囲に腰を下ろしてくつろいだり独特の空気感を味わえる。焚火エリアと食堂からの動線を床タイルで統一させ、つながりを持たせた。また、焚火台や腰を下ろすところは雨水が溜まりやすいため、水抜き、水勾配を設定するなど水たまりをつくらないよう衛生的にも配慮している。

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Hakoniwa

無機物であるプロダクトの開発、販売、営業の業務に携わる人々の近くに、完全にコントロールすることができない有機物がある。動物、植物など。それらがあることで事業間を超えた新しいコミュニケーションが生まれるのではないか。そうした実験的な試みをHakoniwaの中で行う。畑があったり、ひつじの世話をしたり。気候のいい日には外へ出ることが自然の中になることで、働き方の多様性が生まれることもある。何十年か経過した時に、木々が成長して周辺エリアの箱庭的存在になっていることを願いたい。

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Terrace

海を望む敷地でありながら、建物内部からはしばらく外が見えず、Giant Stepsを3階まで上り切った先に海を望めるテラスが広がる。「海風を感じる、その感動的な体験をつくりたかった」と設計デザイナーは言う。”the Court”で目の前にいきなり表れる印象的なシーンを演出するため、テラスの天井高を低く押さえ、手すりもガラスにし視界を遮らない。外の景色が美しく見えるように、床壁天井を暗い色にしている。

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Giant Steps

モノづくり企業として大きな一歩(ジャイアント ステップ)を[the Box]から踏み出す意味を持つ象徴的な大階段。建物の背骨であり一本の軸であり、そこから斜めに広がっていく吹き抜けが、今まで離れていた各事業部を機能的につないでいく。2階にはギャラリーがあり、展示している製品を見ながら1段上がるごとに、モノづくりへの意識を毎日持つことができる。大階段の左側の段差は幅が広く、一息ついたり、読書をしたり、語らうこともできる設計だ。

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Office

オフィスは巨大な一つの空間であるべきという観点から、余計な壁は存在させないよう考慮し、各事業の横断的なモノづくりを促進する設計だ。フリーアドレスだから自席の必要もない。自由に、仕事に取り組める。軽く打ち合わせができるカウンターも配置している。

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Library

開発の礎となっている蔵書を格納。オフィスから見え、ライブラリーの奥に打ち合わせコーナーがある。空間はライブラリー棚で緩やかに仕切られ、照明も照度を落とし、色温度も電球色でホテルのラウンジのような落ち着いた場所をつくっている。人の気配を緩く感じることができ、壁と天井ルーバーで囲われた打ち合わせブースのレイアウトが程よい距離感を与えてくれる。

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Cafe

食堂横のCafeは、ハイカウンターを避け、通常のテーブルと同じ高さに抑えた。カウンター銅板は、経年とともに色の変化が楽しめる。コーヒータイムを満喫できるのはもちろん、大型テレビを設置したことでスポーツ観戦などもできる。

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試験室

自然災害が起こった場合も想定し、[the Box]2階に複合環境振動試験機を設置。もしもの災害時にも業務を止めず、稼働することができる。複合環境振動試験機は、フレッシュエアダクトやレゾナンスチャンバーを対象とし、振動によって部品強度の信頼性を評価。環境条件として温度、湿度を設定して振動を与え、複合条件の環境評価試験を行うことができる。

跳蛙食堂

跳蛙食堂

食堂は入り口を入ってすぐにある。こんな建物はめったにない。食堂でありながらミーティングができ、イベントができて社員が集える場所にもなる。食事を待つスペース、食べ終わった後オフィスへ戻る前の動き、また食事をしながらデスクワークをする、打ち合わせをする、休憩をしていてもいい。一方向だけではなく裏動線にも配慮し、さまざまな状況が混じっている場所を目指した。夜は居酒屋としても利用できる。