the garage the garage

自動車の機能性と
歓びを探究

ゴム・樹脂を材料とするエンジン吸気部品やシャシー部品、内外装部品など自動車を動かす基本性能に欠かせない製品の開発・生産・販売をグローバルに展開。高分子の材料技術と成形技術をベースに、音(Sound)、振動(Vibration)、流れ(Flow)を制御する技術を重ね合わせて、部品の機能と性能、品質に磨きをかけてきた。自動車業界から求められる高い品質要件にも応えられる生産技術力と品質管理により、マツダ株式会社様から史上最多の7年連続「取引成績優秀賞」を受賞(2022年2月現在)。「Fun and Functional」をブランドステートメントに掲げ、自動車の楽しさ、歓びを追究し、お客様の要求だけでなく感覚的な欲求を形にするために。“the Garage”を通して、優れた機能性と大きな付加価値を生む製品の開発を進めていく。

the court

実車を多角的に検証し、
お客様の感覚的な欲求に応える

“the Garage”内にある実車をエンジニアの手で分解をしたり組み立てたり、いろいろな角度から分析することができる。
これまで丸で良いとされていた形も、果たして丸で良いのか。もしかすると楕円にした方が、お客様の欲求に応えられるのではないか。お客様がどんな車をつくりたいか、感覚的な欲求を把握し理解することで、おのずと必要な部品が見えてくる。新たなアイデアが芽生え、機能や価値を持った部品を設計・開発する流れが生み出されるはずだ。

the court

充実の設備で、
いつでも気になった時に
比較・検証ができる

車を持ち上げるのに必要なリフトをはじめ、北広島町の製造工場にあった半無響室も“the Garage”に移設。[the Box]の2階には、振動によって部品強度の信頼性を評価するための複合環境振動試験機も完備している。モルテンの部品はもちろん、他社のさまざまな部品を時間に関係なく、比較・検証ができるようになった。

the court
the court

使い込むほどに味になる、
経年変化を楽しめるデザイン

環境にも工夫を凝らしている。ガレージの外側までをガレージの空間ととらえ、大型シャッターを開放すると全面のガレージと、ガレージ前広場、Hakoniwaへのつながりが生まれる。また使い込むほどに価値の出るヴィンテージのジーンズのように、油が落ちて床に染みがついてもそれが味となり歴史になっていく。経年劣化ではなく経年変化となるデザインにもこだわっている。

the court

think outside [the Box]

interview

車好きが
自然と集まる
場所にしたい

秦 日出人

the Garage/
自動車部品事業

the court

自動車部品の技術開発統括部の責任者を務める。これまで「ロアアームブッシュ」などの自動車部品の設計・開発に携わり、自動車の操安性にかかわる数々の防振部品の開発を担当。「ガレージがあれば、自然と車好きの方が集まってくる。それはモルテンの各事業部の方だったり、外部のエンジニアの方だったり。それぞれが車の話をして、こんな車があると良いよねと会話が生まれ、一つでも多くの情報を吸い上げていけば我々の仕事に活かしていけると考えています」と“the Garage”へ期待を寄せている。
また仕事をする上で、製造とのコミュニケーションも大切にしてる。「エンジニアのわがままを押し付けるのではなく、最終的に形にするのは製造の現場です。製造がつくりやすいモノを設計・開発することを心がけ、さらにどういうコンセプトでこの設計になっているかを共有するようにしています」。この配慮があるからこそ、確かな品質の保持につながっている。