インタビュー

小砂 匡KOSUNA TASUKU

工業用品事業本部 生産技術統括部 デジタル推進課

2018年 新卒入社
機械工学科 卒業

強く希望していた、自動車部品事業への配属

学生時代は、手に職をつけるならばと高​等専門学校に入り、金属類の材料、電気、工作機械実習、 C言語など幅広く学びました。

学生時代に学んだことを活かしたいと思っていたところ、就職活動中に学校の求人案内でモルテンを見つけました。学生時代は、バレーボールと共に過ごし「モルテン」は知っていたことから運命的な出会いだと思い就職活動を進めました。

実は入社直後、医療・福祉機器事業への配属の予定でした。自動車部品事業の配属を強く希望していたこともあり、同期に自分と同じような思いで部署異動を希望していたメンバーがいたので、配属部署を変えてもらうことができました。今となってはそのときに会社に対して何を伝えたかを忘れてしまいましたが、自動車部品事業への思いや考えを伝えたのではないかと思います。

自動車部品事業のデジタル化ミッション

現在私は自動車部品事業で、デジタル推進課に所属しています。
ミッションは、「デジタルでプロセスを繋ぎ、バリューチェーン全体で付加価値生産性を高める」。そのために、工場のフルオートメーション化、つまり全自動化に挑戦しています。

2022年4月から立ち上がった新設の部署で、私と別の工場のメンバーと上長の3人のチームです。防府工場のデジタル化に関する情報収集や現場調査など少しづつ自分たちができるところから取り組み、それを全社展開できるかどうか検討します。

人の手で行うことを前提とした製造工程を見直し、デジタル化できる作業の検討や専用の機械の開発をすることで、「人でないとできないこと」を定め、その工数削減で生まれる利益を更に新たに投資することを目指します。

入社当初から意識していた自動化の課題

自動化に興味を持ち、自ら提案し動いていたのは、前の部署にいた頃からです。
入社から4年間は、生産技術課に所属していました。部品を量産することが出来るまでの工程作りを担当していましたが、そのときから自動化に取り組んでいたので、今の部署へ声が掛かった時は二つ返事で引き受けました。

自動化設備を導入するかどうかは、費用対効果をもとに綿密に検討します。日頃から、コスト意識をもち、製品の状態、工程のチェック、設備のコスト、人件費の調整などを行い、利益率を管理しています。1日当りの生産個数を安定させながら、工程に無駄なところや改善できることはないか、日々検討しています。

前の部署で自動化に興味をもったきっかけとなったのは、単純な工程にもかかわらず2人で作業していたことと、作業時間が多くかかっていたことに疑問をもったことでした。樹脂のパイプにゴムのホースを組み付けて金属で止める工程を自動化するために専用の機械を作り、人が対応する部分を残しつつ、機械に任せ自動化できる仕組みをつくりました。作業の非効率を課題に思い、軽作業の半自動化に取り組めた事例です。

事業部内では、効率化の実行に対しては厳しい指摘やアドバイスをしてくれる仲間がいます。また、新しい取り組みや高い目標のチャレンジすることを応援し、後押ししてくれる体制があります。多くの仲間との意見交換でより良い工程が出来上がることは、自分のモチベーションに繋がっています。

モルテンは人と機械、どちらの力も使いながら製造をしています。成形機に金型を取り付ける作業や、金型ごとに変わる成形条件の変更、また成形機から製品を取り出す「取り出し機」の準備など、まだまだ、機械に頼れることはたくさんあると思っています。
ただし、一方的に効率化だけを考えて、人の作業を代替するのではなく、現場の作業に携わる人と意見を交換しながら、実現可能性を探ります。どのような作業を誰がどこで行っているのかなど、情報収集・分析をしながら、実際に稼働するために、現場の理解・同意を得ることが大切です。試行錯誤を繰り返しながら、まずはモデルラインを立ち上げ、一歩ずつ自動化を目指しています。

私は入社した直後から、自動化を必ず実現したいという思いがあり、縁があってデジタル推進課に配属されました。
他社の工場と比較してもモルテンの自動車部品事業の課題はデジタル化です。これまでの経験を元に、製造工程の中で改善が期待できそうなポイントに勘所を持ち、自分なりの視点を加えながら、自動化のプロジェクトを進めていきたいです。

私の「つくれ。」

「完全自動化のデジタル工場を作れ」

人は管理者のみ。基本的に設備が自動で動いていて人は確認するのみの工場をつくります。

一緒に働きたいひと

ポジティブなひと。
何をするにも問題点や課題点など壁にぶつかることはある。それも色んな視点から考えれば、何かしら打開策があります。絶対に答えにたどり着くルートがあるので、めげずにやりきれるひと。

一日のながれ

08:00 始業
08:10 メールチェック
08:30 画像検査装置設定
11:00 資料作成
12:00 昼食
12:40 ベンダー打ち合わせ
16:00 デジタル技術外部講習
17:00 メールチェック
17:10 退社